■ 深部の筋緊張にアプローチをするトリガーポイント・マッサージ
トリガーポイントというのは筋肉内で刺激に過敏な場所にある、痛み・症状の原因となるポイントです。
痛みや不快感を別の部位に起こす「関連痛」を伴います。
関連痛を主症状とする症候群を筋筋膜性疼痛症候群(Myofascial Pain Syndrome)といい、頚や腰では神経の放散痛と間違えられやすく、しびれ感は神経の圧迫と間違えられてもいます。トリガーポイントは直接的筋肉の外傷や、悪い姿勢や、反復性の筋緊張などで生じることが分かっています。
トリガーポイント・マッサージは、このポイントを的確にゆるめる技法です。
■ 身体構造を整えることに有効な筋膜リリース
筋肉は沢山の筋繊維が束ねられて出来ています。この筋繊維を覆う束を筋膜といい、筋膜は身体全体を覆っています。
隣り合う筋膜同士が癒着すると、本来の筋肉動作機能が難しくなり「骨格が歪む」「腰痛や肩こり」「身体機能の低下」などを引き起こします。
この癒着した筋膜部分を剥がし、円滑にすることにより、それぞれの筋肉の機能を取り戻し、姿勢改善、運動機能の回復、血行が良くなり、身体は自然に動かしやすくなります。
リラクゼーションが目的ではありませんが、固まっている身体が伸びる心地よさがあります。
また、クライアント側のほんの少しの動作を取り入れる事によって、筋肉を司る中枢神経に働きかけ運動機能向上にも繋がります。
■ 優しく心地よいリズムで全身の疲労を解消し、緊張を緩めるマッサージ
手技療法の国家資格者として、現代的なマッサージと日本伝統の按摩を組み合わせた気持ちのよい「ほぐし」。
凝りの中心に心地よい強さで施術をすることで、スッと血が巡り痛みや疲労が解消されます。
全身から緊張がなくなることで血管が広がり冷えが改善。 自然治癒力のスイッチが入ることで内臓が動きだし、代謝が向上しはじめます。
そしてコリの強い場所には、指圧のテクニックでツボをジンワリ心地よい強さで緊張を解消。 慢性的な症状や深部の頃を改善します。
■ 全身調整・内臓の疲労回復に効果のある鍼治療
現代日本の鍼治療は大きく2つに分けることができます。 一つは古代中国で始まった、気(生命エネルギー)が通る経絡にアプローチをする技術体系。 もう一つは解剖学に基づき、トラブルを引き起こしている筋肉を主とした軟部組織の緊張にアプローチをする技術体系。
前者の気が通る経絡に対する施術は、全身のバランスを調整することで内臓疲労や血行改善の効果があります。 さらには急性の痛みに対する遠隔部からの治療法として、首・肩の痛みに手首や膝の治療で痛みを解消する方法もあります。
後者の解剖学に基づくアプローチは、整形外科的テストや姿勢・歩行の分析から治療方針を立てます。 マッサージでは届かない深部の緊張に直接アプローチをすることで、より根本的な緊張解消をすることができます。